東京で利用できるロッカー式納骨堂と特徴

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ロッカー式の納骨堂は、ロッカー状になった棚骨壺を収蔵するタイプのお墓です。納骨堂によっては、ロッカー全体がデザインされており利用料金も手ごろです。ロッカーの扉を開けると、上段に仏壇、下段にお骨を安置できる仏壇式タイプもあります。新しいお墓の形として人気があります。

 

 

ロッカー式納骨堂の特徴

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通常のお墓はとても高額ですから、近年はロッカー式タイプのお墓を選ぶ人が増えています。一般的なお墓と違ってどのような特徴があるのか見ていきましょう。

 

宗派や宗旨を問わない

先祖代々のお墓がある人は、檀家になっているお寺のしきたりを守る必要があります。ロッカー式納骨堂の場合、宗派や宗旨が自由ですから誰でも利用でき、檀家にならなくてもかまいません。無宗派扱いで利用できますから、法事などの決まりごとも無く自由度が高いでしょう。

 

ロッカー式納骨堂は、お寺が運営していることが多いです。檀家にならなくても利用できますが、法事や供養の形式は運営している寺院の宗派の形式で供養されます。先祖代々の墓と比べると自由度の高いお墓と言えるでしょう。

 

アクセスが良い

先の事を考えると都心にお墓があると便利ですが、都心の一等地にお墓を建てることは困難です。ロッカー式の納骨堂はアクセスしやすい立地にあることが多く、自宅から近い場所で利用する事ができます。

 

ロッカー式納骨堂の最寄駅からも近く、徒歩圏内でいける場所が多くあります。ロッカー式納骨堂は年々増加傾向にあり、自宅の近くでも見つけやすいでしょう。特に高齢になってくると利便性を重視してお墓選びをするので、ロッカー式納骨堂は注目されています。

 

ロッカー式納骨堂は生前予約ができる

多くのロッカー式納骨堂は生前に契約ができます。自分の入りたい場所を選んで費用を先払いする事も可能です。遺族への負担を減らす事もできるでしょう。管理費などの費用面や供養のスタイルを納得した上で利用できる特徴があります。

 

豊富なデザイン

一般的な墓石はある程度デザインが決まっていますが、ロッカー式納骨堂は利用する施設によってデザインが豊富にあります。金箔をあしらった華やかなデザインから、落ち着いた印象のシックで高級感漂うタイプもあります。使う人の好みにあわせて選べますから、かつてのような殺風景な納骨堂のイメージはありません。

 

ロッカー式納骨堂はさまざまなタイプがありますが、写真や位牌、お花を置ける仏壇タイプのものもあります。また、最先端の技術を取り入れたデジタルタイプの納骨堂は、ロッカー扉に液晶画面が埋め込まれていたり、カラフルな電色が施されているタイプもあります。

 

どのようなタイプにするのかは、予算にあわせて選べますから、納得のいく形で供養してもらえるでしょう。

 

ロッカー式納骨堂は費用が安い

一般的なお墓と比べると費用が安く済みます。非常にコンパクトなスペースを使って供養できるので、予算内に収まることが多いでしょう。さらに費用を押さえたい場合は、納骨堂の中でも上段や下段など、使い勝手の悪い場所を選ぶと安価で済みます。お墓にお金をかけたくないと考えている人に最適でしょう。

 

ロッカー式納骨堂は管理がラク

墓石タイプのお墓を所有していると、どうしても墓石や敷地内の掃除が必要になります。高齢になるとこれらの管理が重荷になり、最近では専門業者に依頼する人も増えています。

 

その点、ロッカー式のお墓は手入れが簡単で負担が少なくて済みます。線香の用意もいらない施設もありますから、手ぶらでお墓参りに行くこともできます。

 

ロッカー式納骨堂は個人で利用できる

お墓を安価に済ませるには、合祀式の納骨堂もありますが、共同の祭壇を利用するタイプが多いでしょう。ロッカー式納骨堂は、個人ごとにスペースが用意されていますからコンパクトなお墓感覚でお参りする事ができる特徴があります。

 

ロッカー式納骨堂の金額

 

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一般的なお墓の場合、数百万をかけて建てることが多いです。都心になるほど金額が高く利用者への負担も大きくなります。ロッカー式納骨堂は、20万円から利用できる所もあり、非常にリーズナブルです。都心でも100万円かからずに利用できる所もあり、少ない予算でお墓を持つことができます。

 

管理費

お墓を利用する時には、管理費が必要になります。ロッカー式納骨堂でも管理費が必要なケースが多く、一年分をまとめて支払う形になります。おおよそ、年間で5千円~2万円程度になります。利用する施設によっては、33回忌まで一括して支払えるケースもあるので、遺族に迷惑をかけたくない人は検討してみましょう。

 

ロッカー式納骨堂には「永代使用料」と「永代供養料」がある

ロッカー式納骨堂を利用する時は、借りているスペースに何年間安置するのかによって永代使用料が決まります。一般的なのは、三十三回忌まで安置してその後、合祀する形をとります。その場合、三十三回忌までの利用料金を永代使用料として計算します。

 

永代供養料とは、合祀された後の管理費のことで、家族に代わってお寺や霊園が永代に渡って管理するための費用です。お墓を継ぐ人がいない場合も安心して利用できるでしょう。多くのロッカー式納骨堂は、永代使用料と永代供養料が含まれています。

 

ロッカー式納骨堂の注意点

ロッカー式納骨堂を利用する時はいくつかの注意点があります。しっかり確認をして納得してから申し込みをしましょう。

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ロッカー式納骨堂は期限がある

ロッカー式の納骨堂は無期限で預かってくれません。利用する施設によって期限は違うので、契約の時に確認しましょう。一般的には、管理期限が過ぎると合祀されることが多いです。合祀されてしまうと遺骨を取り出すことはできませんから注意が必要です。

 

また、施設によっては管理期間を設けていない場合もあります。どのようなタイプを選ぶか決めて利用すると良いでしょう。

 

遺骨を出せない

ロッカー式の納骨堂はさまざまなスタイルがありますが、中にはロッカーの扉を開けてお参りできない施設もあります。ロッカーのカギは管理事務所が所有している場合があり、簡単に開閉できない場合があります。そうなると、扉を閉めたままでお参りする事になるので気になる人もいるでしょう。

 

どのような形でお参りできるのかを確認してから契約しましょう。

東京のロッカー式納骨堂

 

 

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ロッカー式納骨堂について理解することができました。興味を持った人は、実際に見学してみると良いでしょう。東京で利用できるロッカー式納骨堂を調べてみましょう。

 

本駒込陵苑

 

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2019年に開苑した新しいロッカー式納骨堂です。本駒込駅から徒歩3分でアクセスも抜群です。ここの納骨堂は、葬儀や法要が行え、会食もすることができます。長期的に利用する事を考えると使い勝手も良さも魅力です。

 

また、管理しているお寺は400年続く十方寺が運営しています。長期的に安心して管理を任せられるのは最大のメリットでしょう。

 

納骨堂は「棚式」「仏壇式」「自動搬送式」から選べます。お花や線香は用意されていますから、手ぶらでお墓参りができます。価格もわかりやすくなっており、80万円と99万の2タイプしかありません。基本的な料金は含まれているので、少ない予算でも安心して利用できるでしょう。

 

東福院

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四谷にあるロッカー式納骨堂で、新宿や渋谷からもアクセスしやすい立地になります。管理をしている東福院は、1575年に開基した歴史あるお寺です。ロッカー式納骨堂は、固定タイプのもので位牌の後ろに骨壺を納める形になっています。定期的に合同の法要が行われますから、直接行くことが困難な場合も安心感があります。

 

個別に法要を行いたい場合は、開基供養が付いた永代供養墓を契約する事ができます。一般的なロッカー式納骨堂は、33回忌まで利用してその後合祀されます。一人用で50万円から利用できます。ロッカー式納骨堂は、多くの種類が用意されていますから、利用する人のスタイルにあわせて選ぶことができるでしょう。

寛永寺 光明閣 

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光閣明は上野にある納骨堂です。天台宗別格大本山東叡山寛永寺が管理するお寺です。ここでは後継者がいない人やお墓を持っていない人対象にしたロッカー式の納骨堂があります。永年にわたって管理してもらえ、生前に予約をすれば希望にそった供養をしてもらえます。

 

納骨堂は「個人型」と「夫婦型」があり希望した年数が終了するまで骨壺に入れた状態で安置されます。年数が経過すると永代供養墓に合祀されます。使用料は回忌ごとに決められており、最短で1周忌の60万から利用できます。

 

また、ロッカータイプの納骨堂を利用することなく永代供養墓に合祀する事もできます。その場合、一霊位50万円で供養できます。ここへ安置されたお骨は、寛永寺の僧侶が管理してくれます。毎月行われる供養日には僧侶が読経をしてくれます。長期的に安心した供養を望む人におすすめでしょう。