葬祭ディレクターの資格を取ろう

f:id:akihotaru:20190228155949j:plain

高齢化社会に伴い、葬祭関係の仕事は多くの人手が必要になっています。葬祭関係の仕事に就いている人は、キャリアアップのために葬祭ディレクターの資格をもっていると一定の知識や技能をいかして仕事ができます。葬祭ディレクターの資格とはどのような内容か調べてみましょう。

 

 

葬祭ディレクター資格

f:id:akihotaru:20190228160024j:plain

葬儀屋で働く時は資格が必要ではありませんが、就職後は葬祭ディレクターの資格をもっていると一定の知識があると認められて仕事の幅が広がるでしょう。厚生労働大臣が認定している資格ですから、持っていて損はありません。

 

葬祭ディレクターの資格を持っていると、一から葬儀を組み立てることができます。現在、葬祭業で働いている人の約4割がこの資格を所有しています。主催しているのは葬祭ディレクター技能審査協会で、1級と2級の資格があります。2級は、個人葬の受注、会場運営、式典運営の知識と技能を学びます。1級は、全ての葬儀の受注から会場設営、式典運営の知識と技能を学びます。

 

葬儀会社によっては、大規模な社葬を取り扱う事になります。そのような会社へ就職したら、1級の葬祭ディレクター資格取得を目指しましょう。

 

葬祭ディレクターの試験内容

f:id:akihotaru:20190228160210j:plain


葬祭ディレクターの試験内容は、学科と実技になります。学科では、葬儀での基礎知識、公衆衛生、宗教について問われます。実技試験では、作業試験と筆記試験があり、実技試験は「幕張」「司会」「接遇」が用意されています。制限時間内で与えられた課題に取り組み評価されます。

 

葬祭ディレクターの試験では、試験の点数以外に服装や身だしなみも評価されます。派手な化粧や髪型は減点の対象になります。就職後に試験を受ける時は、企業の制服やバッチの着用も禁止されています。

 

葬祭ディレクターの難易度

f:id:akihotaru:20190228160652j:plain

葬祭ディレクターの合格率は2級で58%です。極端に難しい試験ではありませんから、参考書で知識を学び、技能試験内容を繰り返し実習してスムーズに行えるようにしましょう。

 

1級と2級とも、学科試験で70%以上の得点で、実技の合計点が70%以上で合格できます。合格発表は試験日から2か月以内に行われます。

 

葬祭ディレクターの試験日

f:id:akihotaru:20190228160528j:plain

葬祭ディレクターの願書受け付けは、4月上旬から5月中旬です。試験は9月中旬に札幌、仙台、さいたま、東京、横浜、名古屋、京都、福岡で行われます。

 

受験資格は、2級で実務経験が2年以上、1級で実務経験5年以上または2級合格後実務経験2年以上ある人が対象です。