終活をはじめる

「紫がかる菊の花」

 

 終活とは、人生の終わりについて考え、元気なうちに身の回りを整理することです。最近はテレビなどでも耳にすることが多くなりましたが、いざ終活をするとなると何から始め良いのか悩みます。

 

人生の終わりについて考えると何だか暗い気持ちになりそうですが、実際に始めてみると先の事が見えてきて前向きな気持ちになるでしょう。

 

家族がいる人も、一人暮らしの人も終活をすることで最期を迎える準備ができます。少し面倒な事や考えないようにしてきた事とじっくり向き合うことができます。終活とはどのような準備が必要なのか考えてみましょう。

 

 

終活のやり方

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終活にはルールや手順はありませんが、多くの人が行っている終活は次の7点です。

  • お葬式について
  • お墓について
  • 仏壇
  • 相続
  • 生前整理
  • 遺言(エンディングノート)
  • 年賀状

 非常にやる事が多く感じられますが、全てを行う必要はありません。自分にとって必要な項目だけ選んで行えば良いです。

 

一気に多くの項目を選んで始めると疲れてしまいます。まずは、自分に必要だと思った項目を選んで、順番を付けましょう。最も重要な終活からはじめてみましょう。

 

終活はいつから始める?

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終活は高齢者がやる事だと思っていませんか?終活に年齢は関係ありません。思い立った時が取りかかる時です。終活に使える時間が取れるようになったら、考えてみましょう。

 

高齢になってから亡くなるケースが多いですが、若い世代でも病気や事故があります。いつ何時最期を迎えるかは誰にもわかりません。常日頃から不用品は処分しておく等、大切な人に伝えたい事は残しておくと良いでしょう。

 

この記事を読んでいる人は、終活について考えている人たちです。これをきっかけにしてぜひ終活を始めてみましょう。

 

終活のメリット

 

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終活は暗いイメージがあり、死を考えると思われがちですが、多くのメリットがあります。終活することによって感じられるメリットをチェックしましょう。

 

大切な人の負担を軽減できる

突然家族を亡くしてしまうと、残された人は大きな負担を抱えることになります。精神的、肉体的、金銭的な負担を軽減させるには早めの終活がおすすめです。

終活することで、大切な家族を守る事ができ、相続争いも軽減されるでしょう。

 

後悔が減る

終活をすると自分の最期をイメージする事ができ、悔いのない人生を送ることができます。亡くなった後の葬儀やお墓など、自分のイメージしたように行われます。

 

また、終活をきっかけに、自分の資産を把握する事もでき、生前贈与をしたり、亡くなった後にもめないように遺産相続について遺言を残せます。お世話になった人にも遺産が行き渡るようにすることもでき、後悔が減るでしょう。

 

前向きになれる

終活をすることで、今までの人生を振り返ることができます。特に、生前整理をすると気持ちの整理がつきやすく前向きな気持ちになることができるでしょう。自分の最期を自分で決めることで、スッキリとした気持ちになり明るく生きられます。死後の不安から解消されるメリットは大きいでしょう。

 

終活のデメリット

 

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終活作業は案外地道です。自分の最期を考える作業ですから、多くの事を考えると気が滅入ってしまうケースもあります。死を意識した作業は、不安が多くなります。多くの事を考えると精神的に落ち込むこともあるでしょう。

 

しかし、終活をすることで不安だった未来が変わります。気持ちが落ち込んで来たら専門家と話し合いながら進めていくのもひとつのやり方です。

 

 

明るい未来にするための終活

 

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終活は決して暗い作業ではありません。明るい未来にするために、元気なうちにやれることはやっておく事が大切です。多くの作業がありますから、できる事から始めてみましょう。