終活に役立つエンディングノートの書き方!

 

 

エンディングノートとは

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終活を何から始めれば良いか迷ったら、まずはエンディングノートを書いてみましょう。エンディングノートとは、自分の最期を記したノートです。

生前の事はもちろん、最後はどのようにしてほしいかを記せるノートで、書くことによって具体的に示すことができます。

 

遺言書や遺書と違い、形式などは決まっていません。市販のノートに書いても良いですし、パソコンを使ってワードなどに残してもかまいません。どのような内容を書き残したら良いのか迷ったら、市販のエンディングノートを利用してみましょう。あらかじめ書式が印刷されていますから、書きやすくなっています。

コクヨ エンディングノート 

 とっても使いやすいと評判の売れに売れているエンディングノートです。大手文房具会社コクヨが販売しています。若い人でも備忘録として使えるように工夫されています。自分の情報を一冊にまとめることで、第三者が理解しやすくなります。

 

保険証の番号や免許書のコピー、通帳などの基本的な情報を一冊にまとめられます。高齢の人は有事の時に困らないように、遺産や葬儀の要望も書き込めます。安価で使い勝手の良いノートです


コクヨ エンディングノート もしもの時に役立つノート B5 LES-E101

 

3冊でできているエンディングノート

多くのエンディングノートは基本情報を一冊にまとめますが、この商品は3冊でできているエンディングノートです。「救急隊に向けたノート」「家族や身近な人と共有する生前ノート」「信頼する人に託す死後のノート」に分かれています。

 

基本的な情報から持病、ペット、葬儀、財産など細かく項目訳をしながら書き込めます。このエンディングノートに書き込むことで終活が具体的になるでしょう。

エンディングノートの書き方

 

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エンディングノートを書く時に形式はありません。市販のエンディングノートを使うと項目を埋めるだけになりますが、いちから書く場合は、伝えたい情報をわかりやすく記すようにします。具体的にどのような方法で書き込むのかポイントを確認しましょう。

自分のこと

自分の事について書き記していきます。以下の事を記す事で、突然死亡した時も残された人は対応に困らなくなります。

  • 本籍地
  • 運転免許証
  • 健康保険証
  • パスポート
  • 年金
  • マイナンバー

財産

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財産は預貯金や年金などの事を書きますが、ここで気を付けたいのが銀行口座の暗証番号やクレジットカード番号などを記入してしまうと、極秘性が低いエンディングノートは誰でも見ることができるので不正利用される恐れがあります。エンディングノートに記す事は、家族に伝える範囲内の事に抑えましょう。

 

資産というと預金や保険の事を考えますが、借入金やローンも含まれます。借入金がある場合は、残された人の負担になる場合があるので早めに話しておきましょう。

 

  • 預金
  • 公共料金やクレジットカードの支払
  • 年金
  • 株や不動産
  • 貸金庫
  • 貸しているお金
  • クレジットカード情報
  • 保険
  • 借入金

 パソコンやスマホの情報

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パソコンやスマホを利用している人はSNSの情報やプロバイダーのIDやパスワードなどエンディングノートに記しておくと便利です。特に、スマホなどロックをかけて使用している人は、残された人が困らないように書いておきましょう。

 

ブログなどで多くの人と繋がっている人は、最後に伝えてほしいメッセージがある人はエンディングノートに残しましょう。

  • プロバイダの契約先や情報
  • 携帯電話の情報
  • ホームページやSNSの閉鎖について

 

医療や介護について

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エンディングノートには、自分が理想としている医療や介護について記しておくことができます。万が一、認知症になった時や脳死になった場合の臓器提供など、意思の疎通が難しい状態の時どのように対応してほしいか書き込めます。また、持病やアレルギーについても記入しておくと救急隊員や医師に伝えられるので便利です。

 

  • かかりつけの病院名や連絡先
  • 普段服用している薬
  • 持病やアレルギー
  • 臓器提供や献体
  • 延命措置
  • 介護について

ペットについて

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最近はペットを飼っている人が多くいます。ペットは、突然飼い主を亡くしてしまうと行き場に困ります。自分がいなくなった後も幸せに暮らしていけるように具体的な内容をエンディングノートに書き込みましょう。

 

ペットの性格や持病の有無、与えている餌や散歩のさせ方など飼い主しかわからない情報を記しておくと次の飼い主が困りません。

 

ペットを残して死んでしまうと非常に心残りになります。そのような状態にならない為には、ペットの寿命を考えてから飼育すると良いでしょう。特に一人暮らしの人は、自分がいなくなった後に引き取ってくれる人を見つけてから飼育しましょう。

 

  • 引き取ってもらう人の名前
  • 餌やかかりつけの病院
  • 性格やアレルギーなど
  • 費用
  • マイクロチップ、ワクチンの情報
  • 鑑札番号(犬の場合)

葬儀とお墓

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最近は葬儀やお墓を生前から決めている人が多くなっています。こじんまりとした葬式を希望する人や樹木葬など、理想の形がある人はエンディングノートに記します。

 

最近は散骨や樹木葬など自然に還るスタイルが人気ですが、エンディングノートに記して置いても家族が反対するケースがあります。特に先祖代々のお墓を持っている人は、自分の気持ちを生前に伝えておくとトラブルが減るでしょう。

 

  • 葬儀の内容
  • 菩提寺の連絡先
  • 葬儀に呼んでほしい友人など
  • 費用
  • 遺影
  • 納骨の方法
  • お墓を次に継承する人

遺言や相続について

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財産が多い人は、きちんと遺言や相続について記しておかなければ後でトラブルに発展します。エンディングノートは法的な効力はありませんから、法的な遺産相続をするには遺言を残しておきましょう。

 

  • 遺言書の有無
  • 遺言書の保管場所
  • 相続の詳細
  • 遺品整理
  • 形見分け

メッセージ

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エンディングノートは法的な効力がありませんから、自由な形式で書き残せます。大切な人に普段照れくさくて伝えられなかった感謝の言葉や残しておきたいメッセージを書くことができます。

 

市販のエンディングノートには、DVDを保存しておけるタイプもあり動画やデータを残すことができます。心残りの無いように、大切な人へのメッセージを記しておきましょう。